南米日記

大学3年生でのペルー留学記

ルパックで野生に帰る その1

  Semana Santa の休みで、リマから出よう、ということになった。 前日までどこに行くのか、何をするのかも決まっていなかったけれど、ここはラティノス。リマ近郊にある標高3500m越えの山、インカの遺跡があるというRúpacへ行くことが急遽決まった。 

 「トレッキングするよ~」 と言われたけれど、トレッキングが何かよくわからなかった。でも、とりあえず私もメンバーに入っていたのでついていくことに。

 当日の朝は、「テント買わなきゃ」といって、ホームセンターを探すところから始まった。

 まって、ホテルに泊まらないんですか・・・

 

 バスに揺られること2時間。Huaral という町についた。

 近くに海があったから、そこでキャンプをすることに。いいんでしょうか、勝手に海岸で。

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なんか汚いし。

海岸に行ってみると、結構ほかにもテントを張っている人たちがいて、安堵。

空気はジメジメ、一晩中大音量の音楽が鳴り響くはで、よく眠れなかった。

 

 二日目。Huaralの町に戻って買い出し。おやつでも買うのかと思いきや、作り出したメモには

 ・ジャガイモ

 ・米

 ・ニンジン

 ・レンテハス

 ・アベナ

 ・玉ねぎ

などなど、大量の食糧が記載されていた。

 「3日分のお米、何キロいるかな?」

と聞かれてぎょっとした。

Rúpacにレストランとかないんですか・・・。

 

タクシーに相乗りで6人がぎゅうぎゅうに押し込まれ、まずはフロリダという村に向かった。山の上のほうにある村で、そこに向かう道は険しく、ガードレールもなし。これ、落ちたら終わりです。

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フロリダから歩くこと1時間、今はだれも住んでいない村、パンパに到着。ここからRúpac まで4時間ほど山道を登らないといけない。

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 休日だったから、フロリダに住む人たちが特別にお店を開いてくれていた。

 人がいて一安心。

 ここで一晩、野宿することに。

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 ミニガスコンロを持ってきていたから、さっそくそれを使って調理開始。米、芋、野菜をぶち込んで煮たご飯は、暗闇で食べるとよく見えないからすごくおいしかった。お皿なんてないから、鍋から直でcompartido。

 夜はすごく寒かったけど、何とか乗り切った。

 

                          つづく