南米日記

大学3年生でのペルー留学記

リマから水がなくなった件

リマ近郊のCerva( 山岳地)のHuaycos という地域で大雨が続き、大洪水が起きた。テレビで連日報道はされていたものの、遠くでおきた天災、としてしか理解してなかった。ところが、Limaの水はどうもこのHuaycosから来ているらしく、遂に我家も水が出なくなった。1日、2日目はタンクに貯蓄してあった水をくんできて何とかやり過ごしたが、3日目にもなるとそれも少なくなってきた。近くの公園には水の供給車がやってきて、地域中の人はみんなバケツを持参し、水汲みをしている。私も家族にくっついて行ってきた。ここ数日シャワーはできないから、鍋に水を汲み、それで済ませている。

 大学やショッピングモールには大きな貯水システムがあるらしく、まだ水がでる。大学のシャワールームには朝から大行列が。ショッピングモールのトイレには、歯磨きや洗顔をする人が詰めかけている。

 

 ここ50年間、こんなことはなかったらしい。そんな中でも、日常生活は続いている。

 蛇口をひねれば、水がでるのが当たり前だと思っていた。その当たり前がなくなって初めて、その有難味に気づく。洗濯はどうなるのか、明日はシャワーできるのか…

 と、かなり深刻に書いたけど、個人的にはまだ楽観的にとらえてる。心配してもしょうがないしね。


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