南米日記

大学3年生でのペルー留学記

南米3大カーニバル

  ずっと憧れていたカーニバルへとついに参加してきた。リオのカーニバルと言えば有名だが、ボリビアオルロのカーニバルも、南米3大カーニバルの1つである。

 カーニバルが何なのか、正直よく分かっていなかったのだが、要は、全国から集まったdanzaのグループやbandasが街中を踊りながら行進し、Virgen (聖母)像まで巡礼する、というお祭りらしい。
 Danzaと一口に言っても、色々な種類がある。悪魔に扮したDiablada、リャマの牧畜に携わる人たちによるLlamerada、先住民に模したMorenado、そしてセクシーな衣装やダンスが目立つCaporalesなど、同じmusicaに合わせて、各々のグループが異なる踊りを披露する。衣装の種類も様々だ。

 

          悪魔のDiablada

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    Morenada セニョーラだって踊っちゃう

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    子供たちも参加する

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 雨の中でも踊り続けるCaporales

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     男子も負けていません

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  よく見ると、みんな怖い顔してる

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  夜が更けると、衣装も大胆に

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 カーニバル真っ只中のオルロには、ボリビア中から人が集まってくる。ホテルだけでは宿が足りないため、自宅の空き部屋を貸し出す人もたくさんだ。私も、とあるオルロのファミリーにお世話になった。人の家とはいっても、部屋がたくさんあり、たくさんの人が泊まっていた。
 

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 カーニバルが始まったときには全く知らなかった人とも、夜が深まってくる頃にはみんな友達だ。近くにいたseñora は、付きっきりでdanzaの説明をしてくれた。これまた近くにいたseñorita は"Estás bien?" とずっと私の事を気にかけてくれた。そういう人達のおかげで、何事もなく、カーニバルを楽しむことが出来た。感謝してもしきれない。
 知らない人どうしが、音楽とダンスを通して時間を共有し、友達になっていくのは、本当に素敵な文化。
 
 カーニバルにはお昼頃から参加したが、気づけば夜も明けようとしていた。いったい何時間いたんだろう。
 
 翌日は、カーニバルで仲良くなったChicasと、お家の息子も一緒になって、聖母像を見に行った。像は山の頂上にあり、そこからはオルロの街が一望できる。

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 街からは、太鼓や笛の音が鳴り響いている。カーニバルはまだまだ終わらない。